月ぬまぴぃろーま節

 去った10月1日は中秋の名月でしたが、皆さんはどう過ごされました?
晩酌してるときに、月を愛でようと、外に出ると遠くのほうから「とぅばらーま」歌が聞えてきました。あー~歌ってる、どこからなのか聞えるほうへ行くとけっこう大きなボリュームで聞こえ少しの時間佇んで聞き入っていました。

 さて今日は、とぅばらーま歌とよく一緒に歌われる、「月ぬまぴぃろーま節」について、ちょっと書いてみます。

♬1.月ぬ真昼間や やんさ潮ぬ 真干り 夜ぬ真夜中や ハイヘー みやらびぬ潮時 ハイヘー ♬
♬2.月に願立てぃてぃ 星に夜半参り 思いすとぅ 我んとぅ 行逢しゆ給り ♬
♬3.思いすとぅ 我んとぅ 行逢さんどぅ あらば あたら我が命 とぅらばちゃすが ♬

歌意
1.月が真昼間みたいに煌々と明かり、頭上にあるときは、最干潮であるが、その真夜中は乙女たちが人目を忍んで来る潮時である。
2.お月様に祈願して、星に夜半参りをして心から思ってる人と私と、行き逢わせて下さい。
3.心から思っている人と、行き逢えなかったならば、貴いこの私の命を捨てたなら、どうするの?

 夜半参り(夜半メー)=イケメン男を慕う女が、男装して思う男に会いたいと命をかけて神に祈ること。(目的は色々あると思うが、お百度参りみたいな感じかな?)

 いや~~~思われる男も羨ましいと思うところもあるが、いや~~ちょっと重いよな~~(笑)一方的に好き好きと言っているようで、命のやり取りも口にしてるので、ちょっと?いやけっこう重いかな?(私見です)

 まーそれだけ思いが強い、愛情が深いということですね。(汗)

 歌としては、名歌で難曲であると思いますが、大好きな歌でもあります。

 ※写真は以前に撮った残月です。

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